『 フィフス・エレメント 』
The Fifth Element (1997) France/USA 2hrs. 6mins.
ベッソン監督のSF大作は、打ち上げ花火大炸裂の記念作品。観れば観るほど好きになる。
砂漠のピラミッド遺跡で古代文字を解読する学者、と何やら神秘的な導入部。そこに突然現れる500年ぶりに地球を訪れた亀にそっくりの地球外生命体、その宇宙亀のちぎれた手から再現されたヒロイン、Leeloo(ミラ・ジョヴォヴィッチ)とニューヨーク・キャビー(タクシー・ドライバー)の Korban Dallas(ブルース・ウィリス)の出会い等が前半のストーリー。 後半は、変な悪人(ゲーリー・オールドマン)が登場したりして、リルーは、実は地球を救うための存在で、となり、いかれたDJルービー(クリス・タッカー)も巻き込んでの、宇宙人との戦いになります。最後は「愛は地球を救う」、でめでたしめでたし。
初めてこの映画を観たときは、内容のあまりのくだらなさに、ベッソン監督は精神分裂症なのかと愕然としたが、しばらくしてまた観たくなり、2回目に観たときは結構わくわくしながら鑑賞、3回目はビジュアル的にすっかりはまってしまった。 私が特に好きなのが、ニューヨークの街のシーンで、今とほとんど同じだが、イエローキャブが空中を飛ぶ様は、典型的 "近過去" SFの世界で楽しい。リルーの話す「古代語」も、聞けば聞くほど好きになる。オペラ歌手もいけてる。 SFXやゴルチエの衣装は豪華だし、と4回目を観た。
dir: Luc Besson