ロス・アンジェルスでブティックを経営しているマリア・アルトマンがオーストリー政府を訴えた。というのも、第二次世界大戦中にナチにより自宅にあったクリムトによるアデーレの肖像画を略奪されたとして返還を求めることにしたのだ。
モデルのアデーレはマリアの叔母であり、姪である自分が正規の所有者なので、としてオーストリーの美術館との裁判となった。彼女が本当に返してほしかったものとは・・・
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ウィーンの雰囲気、第二次世界対戦のナチと迫害されたユダヤ人、そしてLAの若手弁護士とマリア(アデーレの姪)役ヘレン・ミレンが紡ぐ良質の2時間に満足。
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